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リレーメッセージ第82回「平成28年度多津美中学校区人権学習推進委員会の特色ある取り組みについて」 [企画]

        
今回(第82回)は
倉敷市多津美公民館の三宅館長です。

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今回は、多津美公民館で事務局をしてくださっている
「多津美中学校区人権学習推進委員会」での特色ある活動を
ご紹介くださいました。
詳しくは、上の図か、下の文をクリックしてください。


リレーメッセージ第82回は、こちら



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【前回(3月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第81回「これからの時代に求められる力を身につけていく生徒たち」 [企画]

        
今回(第81回)は
県立倉敷天城中学校/高等学校の中塚校長先生です。

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   これからの時代に求められる力を身につけていく生徒たち

倉敷天城中学校・倉敷天城高等学校
校長  中塚 多聞


 日ごろは本校の生徒たちを地域の中で温かく育んでいただき、大変ありがたく思っております。

 これを読んでくださっている皆様の中には、ご本人や家族の方が、本校の卒業生であったり、在校生であったりという方も多いのではないでしょうか。では、本校の教育内容をよくご存じかというと、実はそうでもないのではないかと思います。

 最近、校長が授業を参観することが以前に増して求められています。実際に授業を見ると、この10年ほどでずいぶん授業のスタイルが変化したことがよく分かります。例えば、かつての高校の英語の授業は読んで訳して終わりというものが大半でしたが、天城高校では生徒同士が英語でやりとりをする場面が多く見られます。あらゆる教科でといってよいくらい多くの教科で、ICT機器といわれるコンピューターやプロジェクター、タブレット型の機器が意見交換をしたり、活動を深めたりするための道具として日常的に使われています。マスコミの報道などでもアクティブラーニングということばを聞かれたことがよくあると思いますが、ここにあげた例はまさにそれです。活動を通じて、生徒たちは学びを深めているのです。特に、天城中学校では国の「次世代型教育推進センター」から全国8校のうちの1校として委託を受け、先進的なアクティブラーニングの事例を提供しています。

グループ活動を含む英語の授業 (1280x829).jpg
グループ活動を含む英語の授業

プロジェクターは日常的なツール(1280x960).jpg
プロジェクターは日常的なツール

アクティブラーニングによる社会科の授業 (1280x960).jpg
アクティブラーニングによる社会科の授業


 天城中・高の授業で最も特徴的なのは、理数系の教育だと思います。過去12年にわたり、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSHといいます)に指定され、さまざまな取り組みを積み重ねています。これからの時代は、課題を見つけ、それを論理的に解決し、その結果をわかりやすく表現する力が求められています。そのために、中学生も、高校生も長い時間をかけて、自分たちで見つけた課題を研究し、解決していく「課題研究」に取り組んでいます。「課題研究」への取り組みを通じて、生徒たちが成長するようすはめざましいものがあります。

 以上、時代の変化に応じた、本校の教育のごく一部をご紹介させていただきました。変わっていく実態を知っていただいたうえで、これまでと変わらず、本校に対し、ご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

課題研究の実験 (1280x960).jpg
課題研究の実験

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課題研究の発表

課題研究の英語によるポスター発表 (1280x960).jpg
課題研究の英語によるポスター発表

海外姉妹校の先生の授業 (1280x856).jpg
海外姉妹校の先生による授業



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次回(4月)は、倉敷市多津美公民館の三宅館長です。
   
【前回(2月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第80回 多津美の 「た」のつぶやき [企画]

        
今回(第80回)は
多津美中学校の遠藤校長先生です。

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 平素より、多津美中学校区青少年を育てる会をはじめとし、様々な形で地域の方々にはご助力いただき感謝いたしております。

 昨年末に、ノートルダム清心女子大学理事長の渡辺和子さんが亡くなられました。秋の高校説明会でお元気なお姿を拝見したばかりでしたので、この度の訃報に、驚くと同時に大変残念な気持ちでいっぱいになりました。

 改めて、著書を紐解くと心が塞ぐ時や生き方に迷う時、力を与えてくれます。その多くの著書の中の『「ひと」として大切なこと』の中に「・・・自分の中に二人の自分がいて、こうしたほうがいい自分と、でも、こんなこと面倒くさいわという自分と。したらいけないという自分と、かまわない、やってしまおうという自分と、二人の自分が葛藤することが私にはよくございます。…【略】…自分がしたいことでもしないですませられる人間、または、自分がしたくないことでもしようと自分に言い聞かせてする人間というのが、自主性―自分が自分の主人であるという強さを持った人間と言えるのです。・・・」とありました。確かに、年はいくつになっても常に二人の自分がせめぎ合っていますね。渡辺さんは、「礼儀が、人間性の一つの表れとして大事だと思われるのは、礼儀というものは、自分を抑えなければできないことが多いからです。面倒くさいなと思っても立つこと。面倒だなと思ってもポケットから手を出すこと。面倒だなと思いながらも挨拶をすること。そういう自分との闘いが、礼儀ということの中にわりに日常的にございます。・・・」こうした自分との戦いが積み重なって、その人の「人格」というものが作られていくことを私たちは知っていなくてはいけませんね。

 日々、中学生と向き合っていますが、自主性を育てるとか、自分から行動できる力を育てるとかよく目標に掲げますが、実現するのは簡単なことではありません。が、まず我々大人が「自分がしたいことでもしないですませられる人間、または、自分がしたくないことでもしようと自分に言い聞かせてする人間」になろうとすることが大切かと思います。2年生の立志式を前に伝えたいことを書き連ねてみました。


 毎日起きる出来事に真剣に立ち向かい、自分の中の【】からものを磨き、毎日出会う人々と

】ながり、今を強く正しく生きることが【】らいへとつながると信じて。


人間至る処青山あり

置かれた場所で咲きなさい



 ◇ レイアウトの美しい原文は、こちら

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次回(3月)は、県立倉敷天城中学校・高等学校の中塚校長先生です。
   
【前回(1月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第79回 「小学校理科授業研究の紹介」 [企画]

        
今回(第79回)は
天城小学校の吉岡校長先生です。


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「小学校理科授業研究の紹介」

                     
倉敷市立天城小学校


 天城小学校では,中国地区小学校理科教育研究大会に向けて,県内の研究推進委員の先生方の協力のもと,理科の授業研究を進めています。機会を得ましたので,研究の一端をご紹介します。

1 研究テーマ
    自然事象の「おもしろさ」を引き出す「楽しい」理科授業の創造
        ~「おかやま発」理科授業モデルの提案~


2 研究骨子
 本研究で想定する授業モデルの4つの視点について

(1) 児童の探究意欲をかき立てる「自然事・ショー(象)」のススメ
 児童が興味・関心をもてる「楽しい」活動にしていくためには,授業の導入で行う「自然事象の提示」の仕方が大切です。児童の探究意欲をかき立てるような演出的な投げかけ,問いかけ等を行います。

(2) 安心してできる「堅実(けんじつ)」な「実験(じっけん)」のススメ
 主体的に対象に働きかけることができる「楽しい」活動にしていくためには,児童の働きかけに対して実験結果が明確かつ確実に得られるようにすることが大切です。検証活動の際には,明確で確実な結果が比較的容易に得られる実験になるよう,教材,場の設定,活動内容等を工夫します。

(3) 「こう」すれば,「サッ」と比較,検討できる考察(こうさつ)のススメ
 自然の仕組みやきまりを論理的に明らかにすることができる「楽しい」活動にしていくためには,実験結果を端的かつ容易に比較,検討できるようにすることが大切です。考察の際には,「実験結果の表現,整理がしやすい」「互いの実験結果の比較,検討がしやすい」などの観点から教材・教具等の工夫を行います。

(4) 振り返りに有効な「実感(じっかん)」の「時間(じかん)」のススメ
 学んだ価値が実感できる「楽しい」活動にしていくためには,授業の「振り返り」の場のもち方が大切です。この時間を学びの余韻の残る授業時間内に組み込むようにするとともに,児童に理科を学ぶ意義や有用性が実感できるよう印象深いものにします。振り返りの際には,見いだした自然の仕組みやきまりを適用する活動等を授業の終末の5分間程度の時間に仕組むようにします。


3 授業の実際
 <3年生> 「明かりをつけよう」
 自分で選んだ物を回路に入れ,電気を通すかどうかを調べ,電気を通す物と通さない物に分け,金属は電気を通すようだという見通しをもつことができました。
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「電気を通すかどうか調べています」

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「結果を掲示し他と比べています」

     
<4年生> 「物のあたたまり方」
 サーモテープテープを使って試験管に入った水の温まり方を調べ,金属とは温まり方が異なることに気付き,水の温まり方についての考えをもつことができました。
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「結果を紹介し合い,考察を考えています」

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「二股試験管で水の温まり方を確認しています」


<5年生> 「電流が生み出す力」
 コイルの巻き数の違いによって電磁石の強さがどのように変わるかを調べ,結果を定量的に記録したり表に整理したりして,コイルの巻き数に比例して電磁石が強くなることをとらえました。
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「電磁石の強さを調べています」

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「結果をグラフに表しています」


<6年生> 「てこのはたらき」
 てこを使って,600gとその1/2の重さの300gのおもりをつり合わせたり,つり合ったときの長さを測ったりする活動を通して,てこが水平につり合うときのおもりの重さと支点からの距離の関係に見通しをもつことができました。
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「おもりの位置を測っています」

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「別のおもりでも確かめました」




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次回(2月)は、多津美中学校の遠藤校長先生です。
   
【前回(12月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第78回 「おじちゃんと遊ぼうデー」についての紹介 [企画]

        
今回(第78回)は
天城幼稚園の船越園長先生です。


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「おじちゃんと遊ぼうデー」についての紹介

                
倉敷市立天城幼稚園 園長 船越 節子


 天城幼稚園では,毎年お父さんやおじいちゃんに「みんなのおじちゃん」として幼稚園に来ていただき,子ども達と一緒に遊んでもらったり,園内の力仕事をしていただいたりしています。子ども達も楽しみにし,一緒に喜んで遊んでいます。

 今年度も7回行っています。(1年間の予定)

  6/ 9(木) 子ども達とのふれあい遊び
  7/ 1(金) 水遊び
  7/ 6(水) 竹取り(そうめん流し用の竹を取ってもらいます。)
  9/ 6(火) 子ども達とのふれあい遊び
  11/ 8(火) 桜山園外保育(一緒に落ち葉を拾ってもらいます。)
  11/ 11(金) やきいもパーティー
  12/ 1(木) もちつき会

 行事の前には,案内の手紙を全園児に配布して参加する方々を募集します。参加人数が決まったら行事の要項を渡しています。


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 6/9 雨のため,各保育室や遊戯室で一緒に遊びました。昨年,教育後援会費で購入させていただいたカプラ遊びも人気でした。


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 7/1 水遊び 参加してくださった方はずぶ濡れ。でも,準備万端,遊びの後に着替えられていました。


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 7/6 そうめん流しの準備 藤戸寺に竹を取りに行ってくださり,竹の節や枝を取ってくださいました。


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幼稚園のプールで一緒に水遊び



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 9/6 運動会前に園庭に釘打ちをしたり,砂場の掘り起しや園庭に土を運んでくださったりしました。


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 11/11 桜山に一緒に落ち葉拾いに行ったり,焼き芋パーティーをしてくださったりしました。


              
 毎回10人前後のお父さんやおじいちゃんが参加してくださっています。また,毎回,参加してくださる方や新しいメンバーを加え,お父さんやおじいちゃん同士の会話も弾んでいます。PTA活動だけでなく,幼稚園の縁の下の力持ちであります。ご協力に毎回感謝しています。また,この活動が,将来,天城小学校区の支援活動につながっていくことを願っています。



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次回(1月)は、天城小学校の吉岡校長先生です。
   
【前回(11月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第77回 [企画]

        
今回(第77回)は
ひだまりいろの森管理者です。


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 秋の訪れを感じられる頃となりました。いつも地域の皆様方にはお世話になりありがとうございます。

 社会福祉法人中野社会福祉協会 生活介護ひだまりいろは、平成27年4月に開所した事業所になります。「重症心身障がいを抱えられた方の受皿」として、倉敷市からご支援をいただき建物が完成しました。法人内、就労継続支援B型ぽけっとでは、利用者の方が、「仕事」をしているのに対し、ひだまりいろでは、「生活」や「活動」への支援に重点を置いています。定員は25名、職員は看護師を含めて10名です。利用者の方は、19歳から50歳までの方が通って来られています。主なサービス内容は、送迎サービス、機械浴やシャワー浴等の入浴サービス、厨房業者委託による食事提供、日中活動等です。
 
 中でも、日中活動は、利用者の皆さんの出来ること、得意なこと、好きなことを担い、作品作りを行ったり、行事の取り組み等を進めています。地域の方をお招きして作品展を行ったり、他事業所の利用者・職員の方と一緒に海水浴に行ったり、倉敷川で釣りをしたり・・・友達や職員を初め、地域の方、その他たくさんの方とふれあいながら充実した時間を過ごせるよう努めています。

 就労継続支援B型ぽけっと からのつながりをたくさん頂き、近隣の方を初め、地域の方には
いつも優しい言葉をかけていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。利用者の方を中心に、支援の輪が少しづつ広がって来ていることを嬉しく思います。これからも、つながりを大切にしながら、地域の中で共に歩む事業所でありたいと願っています。

 今後ともご指導、また、末永くお付き合いの程、よろしくお願い致します。


〒710-0133 倉敷市藤戸町藤戸1620-3
TEL 086-420-0770/FAX 086-420-0880
ひだまりいろ 管理者 森 史子





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次回(12月)
天城幼稚園の船越園長先生です。
   
【前回(10月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第76回 [企画]

        
今回(第76回)は
藤戸駐在所の原巡査部長です。


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倉敷警察署 藤戸駐在所  原 秀範


 倉敷警察署の原と申します。津山警察署から現在の藤戸駐在所に赴任してきて、はや3年目が経とうとしています。
 今回、リレーメッセージというこのような大任を仰せつかり、私のような者が皆様に何を伝えればよいのかという思いばかりであり、ただただ困惑していましたが、せっかくですので私の仕事に対する姿勢で大変影響した指導者の話しについて少しお話ししたいと思います。

 正直今まで「警察官になろう」と思ったことはなく、「地元の岡山(出来れば岡山市)で公務員になれたらいいな」と言う軽い気持ちで大学生活を送っており、周囲の友人らとの就職に対する気持ちの温度差はかなりのものであったと自覚しています。
 そのような気持ちなので、就職説明会においても社会人の先輩方であるありがたいお言葉なども何一つ記憶に残っていません(苦笑)。

 その後就職浪人等、紆余曲折を経て、岡山県警察を拝命する事ができました。
 なった以上は「この仕事で頑張ろう」との覚悟はあったのですが、学生気分がまだ抜けきっていなかった私に、警察官の先輩である私の指導者から「なりたい仕事と向いている仕事は違う事がほとんどだと思う。警察官になりたくてなった人もそうでない人も警察官になった以上とりあえずは全力で仕事に取り組み、この仕事が向いていると自信を持って言えるように頑張れ」と笑いながらおっしゃったことを覚えています。
 この言葉は今でも私の支えになっており、何人かの後輩を面倒見ましたがそのまま自分の言葉として伝えています。(笑)

 この言葉は他の職種にももちろん言える事で、、今まさにこれからの進路を決める大事な時期に差し掛かっている高校3年生や大学4年生の人たちに、少しでも励みになればありがたいですし、今後「警察官になろう」と思うきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。警察官の試験は、年に2回行っているので、興味のある方は最寄りの交番や警察署に気軽にお尋ね下さい。是非お待ちしています。


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次回(11月)
”ひだまりいろ”の森管理者です。
   
【前回(9月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第75回 「人は誰でも主役になれる」 [企画]

        
今回(第75回)は
多津美中学校の濵田教頭先生です。


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人は誰でも主役になれる


倉敷市立多津美中学校 教頭 濵田貴弘


 7月に聴講した横石知二氏(株式会社いろどり代表取締役)の講演で聴いた言葉です。講師は高齢化が進み,産業も疲弊した山間部の町で地元にある地域資源を活用してみごとに地域再生を果たしたという方です。2007年には「News Week(日本版)」世界を変える社会起業家 100人に選出され,多くのメディアにも取り上げられたのでご存じの方も多いと思います。講演内容は田舎を再生させた事業の話ですが,学校や地域社会の中でも活かせるような示唆に富んだ講演でしたので,紙面を借りて報告したいと思います。

 「人は誰でも主役になれる」はよく耳にする言葉ですが,条件が整わないとなかなか難しいことだと普通は思います。ところが,マイナス思考からプラス思考に転換したことでいろいろなことがどんどん良い方向に進んでいったという,横石氏の講演は驚くような話が満載でした。もちろん,成功した話ばかりではなく,成功の陰に多くの失敗体験があったことは言うまでもありません。よそ者として人々の反対や批判を受けながらも根気強く実践したことは,地域の人々の意識改革でした。「何でもないと思っているところに必ずヒントやチャンスがある」と横石氏は常にプラス思考で取り組み,閉鎖的な考えをもつ高齢者が多い町の中で孤軍奮闘しました。その中で生まれたのが,地元の山にたくさん自生している葉っぱを日本料理の妻物として売るというビジネスでした。最初は「葉っぱが売れるわけがない」「葉っぱをお金に変えるのは狐か狸だ」と誰も取り合う人はいませんでした。そこで,自費で高級料亭に行って徹底的に取材をした上で町のおばあちゃん数人を料亭に連れて行って地域資源の価値を知ってもらうことから少しずつ意識を変えていったそうです。初めて葉っぱがどのように使われているかを知ったおばあちゃんたちは自分たちの町にある身近な葉っぱの価値(地域の価値)に気付いたのです。その結果,現在では 190名の平均年齢70歳の高齢者の方たちが地域にある資源を使って年間2億5千万円の売り上げを生み出す事業となったそうです。町長並みの月収60万円の収入がある人,多い人では年収1000万円も稼いでいるそうです。収入はともかく,この町では高齢者の人々が現役で毎日元気に活躍していて,80歳を超えてもパソコンを使って仕事をしたり,90歳の人が高い木に登って葉っぱを収穫したり,子や孫のために木の苗を植えたりしているそうです。

 講演の中で横石氏はたくさんのキーワードを示されましたが,特に印象に残ったのは「人間,人それぞれほんとにええとこがある。それをキラッと輝かせてあげることがほんとに大事」という言葉です。そのためには,①居場所づくり(自分の役割がある),②出番づくり(得意なことを見つける),③評価すること(頑張ったことを認める)が大切であると話されました。これらのことは学校や地域社会でもとても大切なことで,未来の地域を支える子どもたちが自分の居場所や出番をちゃんと見つけることができているか,見つけることができない子どもたちに学校の教師,地域・家庭のおとなたちがちゃんとそれらを見つけるためのサポートをしているかということだと思います。主体はあくまでも子どもたちなので,おとなはヒントとチャンスをいかに与えていくことができるかです。そして,子どもたちのことをマイナス思考ではなくプラス思考でちゃんと評価できているかということだと思います。居場所・出番・評価がそろうと「元気」が生まれる。「自分はやったらいける,自分はやったらできる」という気持ちが自信につながり,行動力が身に付く。そして,「できないと思うからできない。できると思って,できるにはどうしたらよいかを考える」ことでその人の「人間力」が高まり,発揮されるとも話されました。とても元気と勇気が湧いてくるような話を聴くことができた講演でした。




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次回(10月)
藤戸駐在所の原巡査部長です。
   
【前回(8月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第74回 「異年齢集団との関わりと人間的成長」 [企画]

        
今回(第74回)は今年度から当学区に新しく着任されています
県立倉敷天城中学校の丸山副校長先生です。


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異年齢集団との関わりと人間的成長


岡山県立倉敷天城中学校 副校長  丸山 浩


 4月より、倉敷天城中学校に赴任しました丸山と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私は、高等学校の教員ですが、高等学校は学区が広く全県学区である場合も多く、義務教育ほどの地域との密接な関係はなかったように思います。本校に赴任後、いくつかの活動・会合に参加させていただき、地域の方が皆さん温かく、子どもの健全な成長を心から願い、様々な活動に携わっていただいていることがよく伝わってきました。「青少年を育てる会」の平素の活動に対して改めて感謝申し上げるとともに、これからも地域との密接な関係を大切にしたいと願っています。このようなすばらしい地域のために、学校としてもいくらかでも貢献ができればと思っております。

 さて、本校は中高一貫校ということで、高校生と一緒に活動する機会もあり、異年齢集団と協働する場面も用意されております。さらにありがたいことに、例年、天城小学校・天城幼稚園の児童・園児さんとも、交流の機会をいただいております。
 そのような行事については、過去にもこのブログでもいくらか紹介されているようでしたので、今回は、さらに低年齢の子どもとの交流活動として、今年初めて行った「赤ちゃん先生プロジェクト」について、御紹介いたします。この取り組みは「ピア・サポート活動」の一環として行われたもので、赤ちゃん先生とママ講師とのふれあいを通して成長するいのちの偉大さに気づき、ひとりひとりに大切ないのちがあることを知ること、コミュニケーションの取り方を学ぶことを目的としています。


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 去る7月8日(金)、NPO法人「ママの働き方応援隊」より、生後5ヶ月から4歳までの赤ちゃん先生と、そのママ講師5組お招きしました。生徒たちは、赤ちゃん先生たちと手の大きさを比べたり、抱っこしたり、歌を一緒に歌いながらハイタッチしたりと、普段の生活ではなかなか経験できない貴重な時間を過ごすことができました。ママ講師からは、赤ちゃんの1日の生活や、日々できることが増えていく様子等についてお話しいただきました。

 生徒の感想を紹介します。「赤ちゃんがとても無邪気で、そして常に何かを頑張ろうとしている姿や、それをずっと支えておられるお母さん達の努力に触れ、とても胸が熱くなりました。」「本当に『子育て』は大変なんだなとわかりました。それと同時に、自分も、弟も、友達も、みんな母親に大切に育てられてきたんだなと感じ、口に出すのは難しくても、親に感謝しようと思えました。」生徒達は、育児の大変さ、成長する命の素晴らしさ、また自分を育ててくれた親への感謝の気持ちを改めて感じることができたと思います。赤ちゃんと触れ合う時の生き生きとした目や、お母さんの話に真剣に耳を傾ける様子を見て、本当に貴重な機会に恵まれたと感じました。

 このような0歳から18歳までの異年齢集団との交流を通して、他者を思いやる心や日頃気づかなかった視点を持つことで、人間的成長に大きく役立っているものと信じております。




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次回(9月)は、着任2年目になります
倉敷市立多津美中学校の濵田教頭先生です。
   
【前回(7月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら






リレーメッセージ第73回 「素敵な出会い」 [企画]

        
今回(第73回)は今年度から当学区に新しく着任されています
天城小学校の藤井教頭先生です。


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素敵な出会い


倉敷市立天城小学校   藤井 孝子


 はじめまして。4月から天城小学校に勤務させていただいています。まだまだ分からないことが多く,ご迷惑をおかけしていることも多いと思いますが,どうぞよろしくお願いします。

 天城小学校は周りをとても豊かな自然に囲まれています。着任して日の浅い4月のある朝,学校を回っていると,ウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声が聞こえてきました。まだ少し肌寒い,冷たい朝の空気を突き破って,辺り一面に響きわたる,ウグイスの美しい鳴き声。その日以来ウグイスの鳴き声を聞くのが朝の楽しみとなりました。よく聞いていると鳴き方は毎日違い,今日はどんな鳴き方なのかと思いながら,朝学校を回っています。

 また,4月のある夜,外に出てふと見上げると,校舎の明かりでライトアップされた,美しい桜の木が。真っ暗な夜空を背景に浮かび上がるうす桃色の桜,昼間見るのとはまた違う表情で,思わずシャッターを押してしまいました。それが,下の写真です。

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 つい先日も子どもが落としたボールを探しに倉敷川に行くと,目の前を小さな鳥が飛んでいきました。コバルトブルーの色鮮やかな鳥,かわせみです。その時はカメラをもっていなかったので,残念ながら撮ることはできませんでした。
 今は,小学校の中庭の紫陽花が雨に打たれ,生き生きと美しく咲いています。

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 天城小学校に来て,3か月。いろいろ心ときめかされるものに出会いました。でも,きっとまだまだたくさんの素敵な出会いが待っていると思います。美しいものを美しいと思う心や感動する心,これからも大切にしていきたいです。天城小学校の児童にも周りにある自然に目を向け,それらを慈しむ豊かな心をもってほしいと思います。



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次回(8月)は、今回に引き続き、
今年度から新しく天城学区に着任されています、
県立倉敷天城中学校の丸山副校長先生です。
   
【前回(6月)メッセージは、こちら。】
   
「メッセージの軌跡」は、こちら